肩こり

悪い姿勢・運動不足などによって背骨が前方に曲がります。背骨の後ろにある筋肉(上中僧帽筋)が引っ張られることによって症状は起こるのです。また、この症状は筋肉の凝り以外でも起きます。手の使い過ぎ、ムチウチの後遺症、目や顎の異常、きつい衣服、高血圧などによるものです。背中が硬くなり、全身に神経が伝達されにくくなるので注意が必要です。

肩こりでは脊柱が異常な曲り、捻りに陥りやすく身体の歪みにはまった状態になります。右前肩を直し、背筋を伸ばすように立つことで、左右均等の形状の異常は解消できます。

「スクラッチテスト」

このテストをすることで、やりやすいほうとやりにくいほうがあることに気づくと思います。
いつも同じ動作を繰り返す関係でねじれが起きます。ねじれが起きて当然ですが、このままほっておいてもし
うがありません。

人間の体は左右非対称で正常ですが、その関節に遊びがあれば症状が出ることが減ります。改善・予防に力をれ
たいです。

正しい姿勢…骨で立つ、膝で立つ(膝立ちで足裏で立つよりも、支える場所(ヒザ)と頭の位置が近くなり、骨で支えるという感覚がつかみやすくなる。


肩甲骨の動きをつける…両手をベッドについて肩甲骨を動かす

側弯症

 正面から見た時、脊柱はまっすぐで、もし脊柱が左か右にカーブしていた場合、その状態を「側弯症」といいます。
側弯症全体の80%は、原因がわからないもので、これを「特発性(とくぱつせい)側弯症」といいます。「特発性」とは、「原因がわからない」という意味です。

側弯症と診断?

アメリカ国民の2~3%、つまり約600万人が、何らかの形の側弯症ですが、治療を必要とする人の0.2%~0.3%つまり約100万人です。
 (補足:日本では、1973年、千葉大から発表された、1万6337名の小中学生を対象にした調査で、0.72%の発生率だということがわかりました。その後、 北海道大学、徳島大学、神戸大学で行われた同様の調査でも、ほぼ同じような結果が確認されました。)
 側弯症のなかで、もっとも多い特発性の場合、男子より女子のほうが発症が多く、治療を必要とする確率も女子は男子の5倍であり、さらにカーブが進行する確率も高いです。
 (補足:研究が進み、少しずつではありますが、原因がわかる側弯症が増えてきています。しかし今でも、大多数は原因不明のものです。)

左右の肩の高さが違う
左右の肩甲間部の幅が違う
左右の肩甲骨下角の高さが違う
・左脊柱起立筋は薄く幅が広い(肋骨に触れやすい)
・左肩甲間部の肋骨角内側(膏肓付近)に圧痛あり
・右脊柱起立筋が束状で幅が狭い(肋骨に触れにくい)
・右胸背部膨隆(肋骨隆起)
・左腰部には緊張・圧痛あり
・右腰部は弛緩


胸椎部に右側弯(右側に凸)で、右背部が膨隆し、右前肩になりやすい。反対に腰部において骨盤は傾斜して、左が右より高くなる。腰椎は左側弯になる。(左側に凸)

胸椎部が右側弯(右に凸)
左肩甲骨はちゃんと背部にあるが、右肩甲骨は右前・側方に変位している。


右側弯しているが、腰椎移行部の歪みが強く、腰部にかなりの変形が見られる。しかしレントゲン所見と実際の症状は一致しないことが多い。


胸腰椎移行部

胸椎と腰椎の連結部は興味深い特徴を持っています。
T12の上半分はT11と似ていますが、下半分はL1と類似しています。つまり棘突起は短く(伸展を容易にする)下関節面は大きく凸状(回旋を制限する)です。

 胸椎と腰椎の移行部であるT12/L1関節では椎骨は屈曲、伸展、側屈において優れた可動性を持ちますが、回旋については可動性が非常に限定されています。T11とT12には浮肋が接合していて、またT11の棘突起と下関節突起は独特の形状をしています。このため、T11/T12関節上においてT11は屈曲、伸展、側屈、回旋のあらゆる面で優れた可能性を持ちます。脊椎の最下部から見るとT11/T12は最初の重要な回旋関節です。