頭痛

頭痛の原因は様々ですが、ここでは体の歪みのよって起こる肩や首のコリが原因となる頭痛のことを紹介します。

頭痛の中でも筋肉と関節の異常から絞り込んで治療します。

トリガーポイント治療というものがあり、これは元ケネディ大統領の主治医であったトラベル先生が考案した筋肉に起因する痛みやしびれをとる治療法です。

イラストには胸鎖乳突筋という耳の後ろから胸骨や肋骨に走っている筋肉の×印のところの硬結が起きると関連痛として赤い点線部分に痛みやしびれが起きます。このようなケースの一つがこのイラストです。この筋肉は浅層と深層からなるもので目の周りやおでこに痛みやしびれを起こし、、しいては耳鳴りや耳の中の違和感まで起こすことで有名です。

つづいて上部僧帽筋に注目してみましょう。肩コリ筋としても有名なこの筋肉は肩と首の中間に位置している部分が硬くなると、耳の周りからこめかみにかけて痛みやしびれを引き起こします。
痛みの原因と結果が遠く離れているので、痛みの個所をどれだけ揉んでもたたいても治りません。

後頭下筋群

後頭下筋群は後頭部の最深層に位置し、頭を後ろに引いて直立する作用を持ち、大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋の4つから成っています。

後頭下筋群は、様々な姿勢をしたときに、目線を水平に保つため調整をする部分です。頸椎の1,2番は、その意味でも大切な部位です。また、この部位は椎骨動脈や頸動脈といった、脳への血液循環を左右する複雑な部位でもあります。それゆえに、これら後頭下筋群の働きは重要です。

1.大後頭直筋
(起始)C2(軸椎)の棘突起に付着。(停止)後頭骨の下項線付近に付着。
主な働き・・・頭部を回旋させる。頭部を後方に引く。
神経支配・・・第一頚神経
2.小後頭直筋
(起始)C1(環椎)の後結節に付着(停止)後頭骨の下項線の内側に付着
主な働き・・・頭部を回旋させる。頭部を伸展させる。頭部を側屈する。
神経支配・・・第一頚神経
3.上頭斜筋
(起始)C1(環椎)の横突起に付着(停止)後頭骨の下項線の外方に付着
主な働き・・・頭部を伸展する。頭部を回旋する。
神経支配・・・第一頚神経
4. 下頭斜筋
(起始)C2(軸椎)の棘突起に付着(停止)C1(環椎)の横突起に付着
主な働き・・・軸椎を固定したとき、環椎を回旋する。頭部を回旋する。
神経支配・・・第一頚神経

もう一つ上部頸椎と言われる首と後頭骨の連結部分にはこのような筋肉が左右4対あり、多くの神経も走行しています。特に大後頭神経、小後頭神経が絞扼を受けるとその支配領域である後頭部に頭痛を引き起こします。
第一頚椎、第二頚椎のアンバランスで関節の動きがなくなり、これらの筋肉が過緊張を起こす結果痛みは頭に起きます。
この症状も筋肉と関節と両面からアプローチすればいい結果を出すと思います。



頭痛、肩こり、肩の痛みの原因として、肩甲骨と頭と背骨と骨盤にまで筋肉が連結していることを忘れてはいけません。

 症状が起きている部位の末端に拘縮が起きていると、例えば、肩甲胸郭関節(肩甲骨と肋骨からなる関節面)が硬いため、頚椎の可動域が増し(ハイパー・モービリティー)、それをカバーしようとして筋肉が凝ります(マッスルガード)。

上肢を水平以上あげるとき、上腕骨に対して、2:1の比率で肩甲骨は動いていることも大事です。肩甲骨が動かないと必要以上にほかの部位に負担が増えます。

胸鎖関節・肩鎖関節という関節もあり、上肢帯と体幹をつなぐ唯一の関節ですから、上半身の運動の中心になります。両関節の微少運動が不完全ですと、頚椎の運動が過剰になり痛みの原因になります。