カイロプラクティック

カイロプラクティック

私の治療の根幹はアメリカで勉強したカイロプラクテイックで、これが私の中の医学哲学の基本でもあります。

カイロイーコールボキボキのイメージですが、音を鳴らすことが重要でなく、問題のある関節が正常な遊びを取り戻すことが重要です。

カイロの神髄の哲学的な話をさせてもらいます。

西洋医学でもなく、東洋医学でもないカイロとこういう考えのもとで成り立っています。
カイロは宗教ですかと思う必要はありません。1894年カイロの歴史は始まりました。
背骨の矯正や音を鳴らすことはエジプト文明以前からあると言われています。
アメリカに生まれたカイロにはどうしてこの治療は必要なのか人の説得するものがいりました。

神経の流れが正常であることが、元気の源であることは、カイロ医学の基本原理です。
全身のあらゆる臓器を順調に働かせ、その全ての動きを支配しているのは、神経の流れです。神経につまりは、神経に流れがどこかで詰まって、スムーズに行かない状況をつくります。
 そもそも細胞や臓器が元気で働いていれば、不快な症状も出てこないですし、病気にもなりません。
カイロ医学の特徴は、薬や注射を使わず手技のみで「神経のつまり」を取って、その流れをスムーズにすることにより、自然治癒力を最高の状態で発動させる点です。
カイロにおいて最も重要なのは「治ること」なのです。
 エナジーメデッスンの存在があるのにもかかわらず、現代医療の最大の弱点は、あまりにもエビデンス(科学的根拠)にとらわれすぎていることです。
生命力というエネルギーが素直に生き生きと流れるような環境を作ることこそ、医学の本来の役割なのです。
 小さな細胞の中にある遺伝子という微細な巻物には、私たちの体の全ての情報が記録されていて、この遺伝子には、体の設計図だけでなく、体が故障したときに修復をするアフターケアの仕組みまで記録されています。その仕組みこそ、私たちが自然治癒力と言っているものです。

 健康とは、そうした知恵のパワーが存分に発揮されている状態、カイロではこの知恵を「イネイトインテリジェンス」(先天性の体内エネルギー)といっています。 生命エネルギーは宇宙からも大地からも入ってきます。植物たちは天と地からエネルギーをもらって枝を伸ばし、葉を開いて、花を咲かせます。このエネルギーを「ユニバーサル・インテリジェンス」(宇宙の叡智)といいます。

 生命エネルギーは脳の松果体という部分から入り、光の影響を受けて人間の体内時計と関係するメラトニンというホルモンを分泌します。

「神経のつまりを取る」とは、そうした生命エネルギーの通り道をきれいにすることであり、その結果として遺伝子の発現(遺伝子の情報が形となって現れること)もよい方向に向かうんです。

 神経の適応とは側弯があっても骨盤の中心に頭の中心が乗って、頭と骨盤の中心が垂直になっている状態のことで、神経に流れが体に適応しているのです。。

 アジャストメントは脳の再教育と言われ、アジャストメントで神経の流れのつまりが一時的に解消し、神経の流れがスムーズに流れるようになり、この神経の流れがスムーズな状態こそが、本来必要な状態で、脳にその状態を学習させれば、あとは脳が自然にその方向に体を調整していき、神経に流れがスムーズになります。アジャストメントは、いわば脳の再教育なのです。

我々、人体には206個の骨からなる200以上の関節があります。

頭蓋骨、背骨、骨盤など、そのうえ、上肢帯(肩関節複合体、肘関節、手関節)と下肢帯(股関節、膝関節、足関節)には108個の骨があります。

したがって脊柱の調整だけではなく、上肢帯や下肢帯の関節の調整は省くことはできません。

痛みの原因である関節の遊び(ジョイント・プレー)は関節包の1ミリの遊びの消失です。皆さんがよく使う官製はがきの厚さは0.45ミリです。はがき2枚分の遊びがあるのとないのでは体に与える影響が非常に大きいことがわかります。それを考えると関節の遊びをつけることがいかに大変か理解できるはずです。

背骨には全部で31対の神経が出ています。体の歪みや習慣により、様々な部分に歪みが発生し、神経の働きを鈍らせます。

普通なら全部の関節を検査しなけれなならないのですが、私の臨床経験上背骨の中でも特に歪みが起きやすい部位を特定することが出来ました。

その特定部位をGAP“gravity attest point”と命名しました。

そのために背骨の中でも特に大事な部位が、上部頸椎GAP①、頚胸椎移行部GAP②、胸腰椎移行部GAP③、そして腰仙椎移行部GAP④です。

なぜ歪みは起きるのか体の特性を見てみます。

lateralization(一側優位性)ラテラリゼーション

動作がほとんどであり、そのためにある一定のパターンで歪む。
 例:足底の広さが違う、左側が長い、左腓腹筋、ひらめ筋の緊張、左下部腰椎の変位、右上部腰椎は変位なる。
 左足は殿部、ハムスト、膝裏、腓腹、ひらめ筋、足底から足の5指にかけて症状あり。
右足は側腹、そけい部、大腿内側、膝内側、土踏まず、外反母指にかけて症状あり。

DP(ダイアグノーシス・ポイント)診断点 検査

GAP① 頚椎上部…胸鎖乳突筋をチェックする。

GAP② 頚椎中部…上腕二頭筋、腕橈骨筋をチェックする。頚椎下部・胸椎上部・・・上腕三頭筋・大胸筋をチェックする。

これらの部分が緊張、硬結がある場合は左右に関係なく、GAP①(上部頚椎)を治療する。
GAP②(右頸椎中部・下部、胸椎上部)を治療する。

GAP③ 腰椎上部…外腹斜筋、膝内側上顆をチェックする。
GAP④ 腰椎下部…腓腹筋、ひらめ筋をチェックする。

これらの部分が緊張、硬結がある場合は左右に関係なく、GAP③(右胸腰椎移行部)を治療する。
GAP④(左腰仙部・仙腸関節)を治療する。

カイロ的アプローチとして、アジャストメントの場合

GAP①・GAP②の治療法

GAP①の場合(RPI・右後・下方変位)…サービカル・ブレークを行う。
GAP②の場合(LP・左後方変位)…サービカルブレーク・エルボークロスを行う。

GAP③・GAP④の治療法

GAP③の場合(RP・右後方変位)…チェスタードロップを行う。
GAP④の場合(LP・左後方変位)…ランバーロールを行う。

 もし患者さんの痛みが強く、動けない場合は、まずGAP①・GAP②・GAP③・GAP④のポイントに対して真皮、筋膜のアプローチを行う。
 真皮、筋膜ともスパイラル、キネシオを用いる。関節包に対して持続的アプローチ…肋骨を緩める

骨盤に対するアプローチ

胸椎が右側弯、頸椎・腰椎が左側弯が起きやすいので骨盤もある程度同じ歪みが発生する。
 左仙腸関節・・・前下方変位(AS)が起きやすいため、上前腸骨棘を仰臥位にて後上方に押圧する。
 右仙腸関節・・・後上方変位(PI)が起きやすいため、後上腸骨棘を腹臥位にて前下方に押圧する。

人間の体はアンバランスが基本

GAP部分解剖1

脊椎部分  後頭骨・上部頚椎
神経    頚神経叢、副神経、後頭下神経(第一頚神経)
血管    椎骨動脈
筋肉    大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋、胸鎖乳突筋
関連組織  目、下垂体、頭皮、内耳、交感神経、耳、舌


GAP部分解剖2

脊椎部分  第4・5・6頚椎右側、第2・3・4胸椎左側
神経    頚神経叢、副神経、頚横神経、腕神経叢、肩甲上、筋皮神経、正中神経
      尺骨神経、橈骨神経
血管    頚横動脈、頭板状筋下行枝
筋肉    僧帽筋、肩甲挙筋、後頭筋、頚板状筋、
関連組織  副鼻腔、鼻、唇、声帯、副頚部の腺・咽頭、前腕、手首および指、食堂および気管、心臓、冠動脈、肺、気管支、胸膜、胸部、乳房


GAP部分解剖3

脊椎部分  第8,9,10,11,12胸椎右側、第1,2腰椎右側
神経    胸神経後枝、胸背神経、肋間神経、大腿神経、閉鎖神経、腸骨そけい神経、腸骨下腹神経
血管    腰動脈、肋間動脈
筋肉    広背筋、脊柱起立筋、胸最長筋、腰方形筋、肋骨挙筋
関連組織  脾臓、横隔膜、副腎、腎臓、肝臓、子宮、小腸、卵管、大腸、


GAP部分解剖4

脊椎部分  第4・5腰椎左側、左仙腸関節
神経    腰神経後枝、坐骨神経
血管    腰動脈
筋肉    胸腰筋膜、仙棘筋、脊柱起立筋
関連組織  前立腺、坐骨神経、かかと、股関節、殿部、肛門


サービカルブレーク

上部頚椎GAP①に関節に異常がある際に用いるのがこのサービカルブレークです。

エルボークロス

上部胸椎GAP②の関節異常の際に用いるエルボークロスです。

チェスタードロップ

胸腰椎移行部GAP③の関節異常の際に用いるチェスタードロップです。

LL:T6~L2
PP:仰臥位。座位。両手を首の後ろで組む
DP:左側に立つ
SH:側方手。患者を右手で自分の右胸と腕で挟むように軽くホールドし、患者の手を軽くつかむ。
CH:頭方手。左手を軽く握り、遊びのない胸腰椎移行部の関節にあてる
LOB:患者の体を軽く屈曲したまま、CHがベッドに触れた時、ボディドロップする

<Memo>
1.アジャストは原則として、呼気の終わりに行う。これは、関与する筋肉が最もリラックスためである。
2.アジャストを行うと、極限でボキッという音を発する。(クラッキング)。これは関節包内の気泡が陰圧により潰れる音である。この音の発生の有無は治療効果に関係ない。

ラーバーロール

腰仙部GAP④に関節異常がある際に用いるランバーロールです。

モビリゼーション

DP:GAP3の時、左側。GAP4の時、右側。
PP:腹臥位。ベッドをまたぐ。

GAP➂の場合、左側に立ち、右の胸腰椎移行部の肋骨を介して関節の遊びをつける。
GAP➃の場合、右側に立ち、左の腰仙部の椎間関節、もしくは仙腸関節に遊びをつける。

山根式真皮筋膜に対するアプローチ

普通カイロ治療では、骨の矯正がメインとお考えの人も多いでしょうが、あくまで痛みセンサーが存在するのは真皮、筋膜、関節包ですから、皮膚と筋肉にも十分注目し、治療します。
日本的な指圧、アメリカ仕込みのマッサージとトリガーポイントと利用したものを駆使して患者さんの痛みの除去に挑みます。
第二の心臓と言われるふくらはぎに対するマッサージです。この筋肉が元気な人は非常に治療がしやすく、予後も良好です。


GAP③胸腰椎移行部に対する肘を利用した押圧法です。この手技ががここでの治療法の大きな役割をしています。


PNFも大事な治療法の一つとして用いています。

PNFは1940年代に神経生理学者のドクター・カバット、理学療法士のノット氏らによって理論化されたテクニックで、Proprioceptive Neuromuscular Facilitation (固有受容性神経促通法)と日本語に訳され、感覚受容器を意識的に刺激することによって、神経、筋の働きを高め、身体機能を向上させられる運動法です。
もともとは脳血管障害、脳性麻痺などによって引き起こされた神経障害、筋力低下、協調性不全、関節可動域制限の改善…正しい刺激と動作を行わせることで元の正常な生体反応を取り戻すのに、非常に有効な手段であることが確認・証明されたのです。
患者さんがよくなるためには何でも採用するのが私の治療方法です。